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不整脈arrhythmia

 正常の心臓は、全身へ血液を送り出すために一定のリズムで動いています。1回の収縮と拡張が一つの脈として捕らえられているわけです。
この心臓のリズムは、心臓筋内を規則正しく通り抜ける電気刺激によるものです。この信号の通り道を刺激伝導路と呼んでいますが、この伝導路に何かの異常が起きて乱れることがあります。
つまり、極端に速くなったり、遅くなったりすることがあるのです。これらを総称して不整脈といいます。
この不整脈について、音と動画での説明を試していますので、是非御覧下さい。

→→→→→  不整脈


また、最近高齢化と共に増加している心房細動については、別に扱っています。こちらも御覧下さい。

→→→→→  心房細動


不整脈の中でも極端に脈拍の減る疾患、たとえば洞不全症候群・完全房室ブロックなどでは治療としてペースメーカーの植え込みがなされたりします。こちらも御覧下さい。

→→→→→  ペースメーカー


頻拍系の不整脈に関しては、薬物治療以外にも、アブレーションというカテーテル治療も選択肢になる場合があります。
分類としては手術に属するものなので全ての症例にお勧めできるものではありませんが、有効率も高く、難治性の不整脈にはお勧めできると思います。
機材の進歩も著しく、アブレーションそのものにいくつかの選択肢があります。詳細はこちらを御覧下さい。

→→→→→  アブレーション


一病息災ichibyousokusai

 昔から「無病息災」はよく耳にする言葉だと思います。
この言葉を聞くと病気と縁が無い理想的な姿のように思えます。

しかし、実際に医療従事者として患者さんと接していると、「過去に大きな病気をした事がない」のではなく、「病気は存在したけれど運良く症状が出なかったか、気づかなかったので見つかっていなかった」だけというケースが非常に多い事に驚かされます。

この「一病息災」という言葉は、生命に関わらない程度の比較的軽症の慢性疾患を一つぐらい持っていた方が、結局の所は健康管理がしっかりできて安心であるという意味で私が作った造語です。
結構気に入ってこの15年間使い続けてきました。そこで、今回あおやまクリニックの月刊紙を作るに当たって、この言葉をタイトルに採用しました。

 現在は、この月刊紙を領収書の裏側に印刷しております。
いわゆる雑学ネタの雑文ですが、一度目を通していただければ幸いです。
また、開院以来概ね月1回更新してきた「一病息災」もかなりのボリュームになってきました。
中にはこの文章を楽しみにしていただいている患者さんもみえるのでバックナンバーとして残しておくことにしました。



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